鼻腔狭窄program

ペットの鼻腔狭窄とは鼻腔が狭くなっている状態をいい、また鼻腔粘膜が炎症をおこし、腫れて鼻腔が狭くなる場合もあります。おおむね先天的なもので仔犬などは鼻腔が狭い状態で生まれてきます。また、鼻腔粘膜の炎症の主な原因はアレルギーや化学的物質の影響、細菌等によるもので、猫は犬に比べて鼻の病気になりやすいと言われています。

症状として、呼吸時に鼻をグーグーならし、呼吸が荒く、鼻水をよく飛ばしたりします。運動時には生体として沢山の空気を必要としますが、空気を沢山吸えなく酸欠状態になり舌が青紫色(チアノーゼ)となります。鼻腔が狭いので夏には呼吸困難になりがちで、体温調整が難しく熱射病になりやすいので注意が必要です。

先天的に鼻腔狭窄が多い犬種としては小型犬の短頭種、フレンチブルドック、パグ、ペキニーズ、シーズーなどが該当します。

鼻腔狭窄への対処法として、@激しい運動をさせない、A運動時、呼吸困難の時は無理をしないで休憩をとる、B夏には涼しい朝とか夕方に運動させ、暑さには充分気を付ける、C空気の乾燥を防ぎ、居住空間はまめに掃除をする、D日常生活で上手く呼吸が出来ない場合、手術で鼻腔を広げる、E酸素吸入などを行います。

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