Q:ペットのための在宅酸素サービスってどういうものですか?
Q:酸素吸入で病気が治るの?
Q:どうして酸素吸入に獣医さんの処方が必要なのですか?
Q:ペットに酸素をあげるのは、獣医さん以外は禁止されているのですか?
Q:酸素はどこで売っているものも同じなのではないですか?
Q:酸素の専門業者って?
Q:ペット用の酸素ってあるの?
Q:酸素ボンベって危険だと聞いたのですが・・・
Q:濃縮器の医療用と一般用ってどう違うの?
Q:酸素濃縮器は購入できるの?
皆様からのよくあるお問合せをまとめておりますが、ご不明点・詳細はお問合せページもしくはお電話にてお気軽にお問合せください。
A:ペットのための在宅酸素サービスってどういうものですか?
酸素が必要と獣医師に診断されたペットにご自宅で家族とともに生活しながら酸素吸入ができるように酸素供給装置をレンタルするサービスです。人間では在宅酸素療法(HOT)と呼ばれ、呼吸不全患者様のQOL向上のために古くからご利用いただいているサービスです。
A:酸素吸入で病気が治るの?
各種の原因(疾患)により肺が空気中の酸素を十分取り入れることができず、生体組織が必要とする動脈血の血流分布及びガス分布が不十分な場合には、酸素欠乏症を起こして生体機能は低下します。その結果、呼吸数が増え、心拍数も早くなり息苦しさを覚えます。
それぞれの原因に適する方法で酸素を人工的に与えると、呼吸や心拍数が落ち着き、息苦しさが軽減されます。この際は、純酸素だけを直接吸入するのではなく、空気とブレンドをして適度な濃度で吸入します。(獣医師の処方に従っていただきます。)
ただし、あくまでも呼吸の手助けですから、元となる疾患に関しては、獣医師の治療を並行していただく必要があります。
A:どうして酸素吸入に獣医さんの処方が必要なのですか?
当社の提供する酸素はすべて医療用酸素であり、酸素は薬事法上では薬のカテゴリと扱われるとともに吸入量や時間、吸入方法など誤った使用は酸素吸入の効果が得られない場合や、健康被害をもたらす場合もありますので、病状に合わせて適正な処方で使用していただくことが大切だからです。
A:ペットに酸素をあげるのは、獣医さん以外は禁止されているのですか?
飼い主様が自分のペットに酸素吸入をしてあげることは、対価を得ての行為ではないので、診療行為にはあたりません。なお、酸素処方等は診療行為に当たりますので、飼い主様や当社では判断することが出来ませんので、かならず獣医師の診断・指導のもとご使用いただきます。
A:酸素はどこで売っているものも同じなのではないですか?
近年、酸素ビジネスといったものが注目されるにあたり、健康増進用酸素が酸素専門業者と自称する企業にて販売やレンタルをされております。(一般的に健康酸素と呼ばれるものは品質管理等において許認可は必要とされておりません。)
当社は酸素吸入向けに主に医療用酸素を取り扱っておりますが、濃度や品質管理方法、許認可要件が異なっており、必要に応じた許認可・有資格者の専任等をおこなって安全管理に努めております。
目的に応じてご求めいただくようお勧めいたします。
なお、在宅酸素療法適用外のお客様には、メーカー・品質等、厳選した健康増進用酸素もご用意しております。
A:酸素の専門業者って?
酸素と一言でいっても医療用をはじめ、研究用・工業用と様々な分野・目的で使用されており、濃度や品質管理、充填・保管方法などすべて異なっております。
取扱いには様々な許認可が必要であり、その要件を満たしつつ、お客様のニーズに対応できてこそ、酸素専門業者だと考えております。
A:ペット用の酸素ってあるの?
現在、動物専用の医療用酸素というものは存在しておりませんが、動物病院等で使用しているものは医療用酸素(日本薬局方酸素)です。販売には許認可が必要であり、薬として吸入できるのは、医療用酸素のみです。
これらのことからペット用酸素といっても、薬事上の酸素でない(吸入用ではない)場合がございますのでご確認が必要です。
A:酸素ボンベって危険だと聞いたのですが・・・
酸素ボンベは高圧容器に充填されていますが、いくつかのご使用上の注意をきちんとまもっていただければ、ご心配はございません。ご使用上の注意は、貸出時に口頭および説明書、添付文書にて充分ご理解いただけるまで説明いたします。
ご使用中のご不明な点やご心配な点がございましたら、いつでもご対応できるよう、緊急連絡体制を整えております。
酸素ボンベは、高濃度で大流量でも安定して利用できる、停電等に左右されず使用できる点から、酸素を必要とする医療機関では 必ずといっていいほど使用されている酸素供給源のひとつです。
また、人間の在宅酸素療法における酸素供給装置の選択肢のひとつにもなっており、多くの患者様にご利用いただいておりますので、安心してご利用下さい。
なお、酸素は支燃性の気体のため炎(ガスコンロやストーブ、タバコなど)のそばでのご使用はボンベ・酸素濃縮器にかかわらず安全のため禁止されています。(一定距離おいた上でのご使用は認められております。)
A:濃縮器の医療用と一般用ってどう違うの?
一般器では性能基準や制限がないために、安価で製造ができるように粗悪な部品使用や、濃度や流量が安定しない、故障時にいきなり止まってしまう、症状や容体に合わせての調整ができないといった安全性や性能面での対策が取られていないものもみられます。
呼吸の補助として使用する場合、故障の場合のバックアップが取れるかどうかを含め、医療品質をひとつの目安としていただくことで安心してお使いいただけます。
各種資格は立ち入り検査や商品検査などを行ったうえで許認可されますので、品質基準をクリアしている目安となります。
A:酸素濃縮器は購入できるの?
当社取扱いの酸素濃縮器は管理医療機器のため、一般の方への直接販売はできません。
ご購入をご希望の方には、かかりつけの動物病院を通じての販売とさせていただきます。また酸素濃縮器は性能維持のために定期的なメンテナンスが必ず必要となります。
なお、ネット販売品等では性能やアフターメンテナンスが保障されていない場合があり、トラブルが生じる事がございますのでご注意ください。